婦人科

  • 子宮がん検診

    市町村の助成チケットを利用し、子宮頸がんのチェックを行います(子宮頸部細胞診)。我孫子市の検診は毎年6月1日~翌1月31日までとなっておりますので、期限内に受診して下さい。しかし子宮頸がん検診のみだと、子宮筋腫や卵巣嚢腫のチェックする事が出来ないため、超音波検査が必要となります。今まで一度も超音波検査を行ったことがない方は是非一度超音波検査も希望して下さい。また不正出血を認める場合や、閉経後に出血を認める場合は子宮体癌検診を追加で行う事をお勧めします。

  • 月経不順

    正常な生理周期は、生理の始まる日から次の生理までが25~35日となります。最近は食生活の変化やストレス(体重の急激な増減・不規則な生活・精神的なもの)等様々な原因で生理が乱れている女性が増えています。あまり長い期間月経不順を放置していると、続発性無月経(3ヶ月以上生理が来ない)になってしまい、不妊につながってしまう事も多いため月経不順を認めたら早めに受診する様にして下さい。

  • 不妊症

    現在は、正しいタイミングで性交渉を行っているにも関わらず1年間妊娠されない場合を不妊症と定義されています。当院では不妊症相談・スクリーニング検査・初期治療(タイミング指導・排卵誘発・ホルモン療法・漢方療法)・人工授精などの治療を行っております。不妊の原因に子宮内膜症や多のう胞性卵巣症候群(PCOS)などの婦人科疾患が隠れていたり、そもそも正しいタイミングで性交渉が行えていないケースも多いため、まずは早めに相談して下さい。

  • 性感染症(STD)

    性交渉で感染する病気の事を指します。STDの多くは粘膜から感染するため、女性は性交渉時に感染する率が高くなります。STDは不妊症の原因になったり、妊娠時の流産・早産の原因になる事もあるため注意が必要です。

    主なSTD

    ・クラミジア:感染率が高く(約40%)、子宮や卵管に炎症を起こし不妊症の原因となります。排尿痛や性交渉時の痛みが症状ですが、症状が無い事も多く注意が必要です。

    ・淋菌:クラミジア同様、不妊症の原因になる可能性があります。男性では尿道炎の症状が強いですが、女性ではやはり症状が軽いケースも多いです。

    ・ヘルペス:外陰部に水膨れができ、潰瘍となり強い痛みと発熱を伴います初めて感染した場合は特に症状が強く、時に入院を必要とします。妊娠中に感染をきたすと、赤ちゃんにも感染する事があり、注意が必要です。

    ・梅毒:一時かなり少なくなりましたが、近年また梅毒の感染が増えてきています。感染初期は軽い感染症状のみですが、数週間で性器に赤い発疹が出現し、3ヶ月ほどで全身に発疹が現れます。早期の発見と治療が必要です。

  • 子宮筋腫

    30歳以上の女性では、約3割の方に子宮筋腫があると言われています。基本的には良性疾患ですが、大きさや筋腫が存在する場所によっては、様々な生理の異常(過多月経・月経困難症・遷延性月経)をきたすため、状況によっては手術が必要となります。

  • 子宮内膜症

    生理の際に、毎月子宮から剥がれ落ちる子宮内膜が、子宮内以外に存在する病気の事です。子宮内膜からは炎症を引き起こすホルモンが作られるため、生理が重くなったり、炎症後の組織のひきつれにより排便痛や性交痛をきたす事があります。さらに炎症によって、不妊症の大きな原因にもなってしまいます。子宮内膜症は早期発見し、妊娠までの間に上手にお薬でコントロールする事が大切です。

  • 卵巣のう種

    卵巣が大きく膨らんでいる病気全般を卵巣のう腫と呼びます。卵巣のう腫は自覚症状が無い上に、内診だけでは診断が難しいため子宮がん検診だけでは発見が難し疾患です。そのため経腟超音波検査が必要です。卵巣が捻じれてしまう茎稔転(けいねんてん)のう腫が破れてしまう場合があり、その際は急激な腹痛を伴い緊急手術が必要になるケースも少なくありません。子宮がん検診を行う際は、1度は経腟超音波を一緒に希望する様にして下さい。

  • 避妊相談

    避妊方法の基本は、性病感染を防止する意味も含め男性用コンドームを使用する方法が一般的ですが、女性も年齢やライフスタイルに合わせて様々な避妊方法を選択する事が可能です。

    ・低用量ピル:エストロゲンとプロゲステロンというホルモンを人工的に合成したお薬です。排卵を抑制する事により避妊効果を発揮します。避妊目的だけでなく、月経不順や月経困難症・子宮内膜症など、幅広い疾患に対し使われています。安全に使用できるお薬ですが、喫煙・高齢・肥満をはじめとした様々な要因により血栓症という重篤な合併症を引き起こす可能性がありますので、医師の診察(問診や超音波検査など)が必要です。

    ・子宮内避妊具(IUD・IUS):子宮内に小さな器具を挿入し、受精卵が着床するのを邪魔する事により避妊効果を発揮します。定期的な検診と数年ごとの入れ替えが必要です。月経終了後10日以内に挿入します。

    緊急避妊:避妊に失敗した場合、中用量ピルという薬剤を内服する事により妊娠を回避する方法です。しかし避妊率は100%ではないため、次回の生理が来なかった場合は妊娠検査薬で妊娠の有無を必ず確認する様にして下さい。

    注)どの方法についても男性用コンドームとの併用を推奨します。

  • ブライダルチェック(自費)

    これから結婚や妊娠を考えている方に、血液検査や感染症検査、超音波検査や子宮頸がん検査を行います。

  • 人工妊娠中絶(自費)

    当院では、母体保護法の規定に基づき、合併症の無い妊娠10週までの方の人工妊娠中絶を行っております。手術同意書には必ず本人と相手の自筆のサインと捺印が必要です(未成年者については保護者の同意も必要です)。受診日に手術予定日を決定し、当日は日帰りの処置となります。